和田サイクルへ

2006/3/27


折りたたみ・小径車の聖地とまで呼ばれる和田サイクルに行って来た。
上の写真は多摩川サイクリングロードの多摩川大橋の辺りの桜。もう7,8割咲いているのでは? 今日は天気も良く、追い風だったのですいすい走れた。

ここから多摩川大橋を渡り適当に北上して吉祥寺を目指す。
井の頭公園を抜けたあたりから車が多くなり、ヤバ気な雰囲気が。人が車が自転車がおお多い!まともに走れん! 違法駐車・駐車場待ち車・バス・トラック・幅の狭い車道などなどとてもじゃないけど車道は走れない。
歩道は歩道で人が多いので、降りて押して歩く。その横を蛇行しながらベルをけたたましく鳴らして走る大馬鹿者ママチャリ多数。腹立つね。
人ごみを抜けてのんびり走る。青梅街道に入って店を探しながら走るもなかなか見つからない。うーん、この辺だったはずなのに、と思ってたら前からBD-1に乗った方が2人。おお!和田サイはこの先だと確信。
かくして、無事和田サイクルに到着。初和田サイ。

店頭にはいろんな自転車や道具が転がっています。着いたときはちょうどHANDYBIKE6のタイヤ交換をしてる人がいました。
ぶらぶら見てると、和田さんに話しかけられた。トラコンを見たいと伝えると、青いトラコンがコロコロ出てきた。

折り畳みなら最速だね、これは、と和田さん。カシャンカシャンと折りたたみを見せてくれた。乗ってみなよ、とのことでちょっと試乗。小径車特有のハンドルのクイックさ以外はいたって普通。これはいい。
和田さん曰く「あのシルバーのトラコン、インター3付けてくれって言われてるんだよ〜」。なるほど、結構メジャーなカスタムなのかも。

「手軽に運ぶならSTRIDAも面白いよ」と持ってきてくれた。
実物を間近で見るのは初めてで軽く興奮。折りたたみ機構は良く出来てる!
「普通に走るから乗ってみ」と言われ乗ってみると、なんだこりゃ? 不思議な感覚。セミリカンベントといわれる理由が良く分かった。ちょっと前に足を出してこいでる感じで、自然に顔が上がりゆったりとした気分で乗れる。ハンドル操作はトラコンより癖があったが普通に走れる。すごい。これは楽しい!

お店に来てた常連さんらしい人としばし雑談。「KOMAとかANTとかも面白いよ、高いけど(笑)」
和田さんに聞いてKOMAとANTにも試乗させてもらった。

KOMAはSPEEDDRIVEが搭載されたものだったけど、普通の状態でもなかなかいけそうだ。6インチのタイヤは小さな段差でふらついてちょっと怖かった。慣れかな。折りたたんだのはさすがに小さい。ただ、見た目が無骨。

ANTはマジックハンドみたいに伸びたり縮んだりして折りたたむ。あまり小さくならないけど、横に飛び出るものが無いので薄いです。畳んだ状態で下に小さな車輪が接地するのでコロコロ押せるようになっているのがアイディア。折りたたみ機構は壮観です。おりゃっとひっぱると伸びて自転車になる様子がすごい。たくさんのピボットがあるくせに車体はがっちり。安心感があります。
走りのほうは、さすがcapreo(外装変速)が入ってるだけあって素晴らしい。ハンドルのクイックさもありません。がっつり走れる折りたたみ自転車です。

和田さんに「日曜日って常連さんがたくさん来るって聞きました」って言ったら「そうなんだよー、昨日も大変だったんだから(笑)」とのこと。でもこのお店に遊びに来たくなる気持ち分かるな。和田さんはすごい気さくな方で人柄に惹かれる人も多いのかも。このお店にきたら何か変わったものが見れそうな気もするし。
自転車のいろんな改造を見せてもらったり、他の面白い自転車を眺めたりしてるうちに日も落ちてきたので帰ることにした。

おまけ。帰りに通った世田谷区岡本3丁目の22%坂。

ここを上るのは嫌だねぇ。下るのも怖いけどさ。